マイクロプロセッサ(MPU)の高速化手法の一つ。パイプライン処理を行なうMPUは、いくつもの命令を流れ作業的に同時に実行するため、分岐命令でメモリ内の別の部分にジャンプしてしまうと、処理を開始した後続の命令をすべて破棄しなくてはならず、処理効率が低下する。これを防ぐため、命令が分岐するかを予測し、分岐しそうな場合は分岐先の命令をパイプラインに流しこむのが分岐予測である。分岐予測に従って分岐予想先の命令をあらかじめ実行しておくことを投機実行という。元々RISC方式のMPUで使われ始めた手法だが、Intel社のx86系MPUも、Pentium ProやPentium IIなどの第6世代から分岐予測を導入している。