ベクトル型プロセッサを搭載し、大量の配列処理を得意とするスーパーコンピュータ。ベクトル型プロセッサは大量のメインメモリを搭載しており、RAIDでいうストライピングのような形でアクセスを行なうことにより、大規模なデータを流れ作業的に処理することができる。この際、処理を行うデータの範囲などをあらかじめプロセッサに与えておくことで、読み込み・計算・書き込みを非常に効率よく処理している。ベクトル型スーパーコンピュータは、似たような計算を非常に多くのデータに対して行なう、気象予測や流体計算などを得意とする。現在世界最速のコンピュータである「地球シミュレータ」もベクトル型スーパーコンピュータである。ベクトル型スーパーコンピュータを初めて制作したのはCray Research社で、その後数社がベクトル型市場に参入していたが、現在では多くの企業がスカラ型市場に移行している。現在でも商業ベースでベクトル型スーパーコンピュータを生産している企業としてはNECが有名。