コンピュータプログラムによって機械的に翻訳を行なうこと。ある自然言語で書かれた文書を別の自然言語へ、語彙データベースと文法規則の処理プログラム、用例・文例データベースなどを使用して、ソフトウェアが自動的に翻訳する。すでに実用化され、パソコン用翻訳ソフトにも多くの商品がある。また、インターネットで翻訳サービスが提供されている例もある。自然言語の表現には省略や同義語などが多く、また、口語では常に文法が守られるわけではない。慣用句などは言語の背景にある文化が反映されており、直訳では意味が通じなくなる場合も多い。こうした自然言語の特徴のため、コンピュータによる完全な(自然な)翻訳は極めて難しい。現状では、似た言語体系同士では比較的正確な翻訳結果が得られるが、英語と日本語などでは誤訳や文脈の通じない個所が少なからず出てしまう。また、どうしても自然な調子にはならず「直訳調」になってしまう。このため、機械翻訳は補助的手段と捕らえ、人間によるプレエディット(文章整理)や、ポストエディット(手直し)を行なうことが必要である。